日本テレビ放送網株式会社
日本テレビ放送網株式会社は、日本テレビホールディングスの連結子会社であり、関東広域圏を放送対象地域としてテレビジョン放送を行う特定地上基幹放送事業者です。本社は東京都港区東新橋(汐留)の日本テレビタワーにあります。
日本国内で最初に開局した民放テレビ局であり、日本の民放テレビ局の中では歴史が最も古い局です。一般的には日本テレビ(にほんテレビ)または日テレ(ニッテレ)と呼ばれています。コールサインは「JOAX-DTV」(東京 25ch)で、NNN・日本ニュースネットワーク、NNS・日本テレビネットワーク協議会のキー局です。リモコンキーIDは「4」です。
放送免許
- 1952年7月31日 - テレビジョン放送予備免許取得(日本での取得第1号)
- 1953年8月27日 - テレビジョン放送本免許取得(日本での取得第2号)
- 1957年12月26日 - カラーテレビ実験局予備免許取得
- 1957年12月27日 - カラーテレビ実験局本免許取得
- 1960年9月2日 - カラーテレビ放送本免許取得
- 1978年9月28日 - 音声多重放送実用化試験局免許取得
- 1980年2月9日 - 緊急警報放送用実験局免許取得
- 1982年12月17日 - 音声多重放送本免許取得
- 1983年9月7日 - テレビジョン同期放送実験局免許取得
- 1985年11月29日 - 文字多重放送本免許取得
- 1988年4月13日 - EDTV実験局免許取得
- 1994年11月25日 - ハイビジョン実用化実験放送本免許取得
- 1995年7月13日 - ワイドクリアビジョン放送本免許取得
- 2003年12月1日 - 地上デジタルテレビジョン放送本免許取得
保有チャンネル
関東広域圏における地上波放送以外に、以下のチャンネルを放送、供給しています。
- 日テレジータス
- 日テレNEWS24
- 日テレプラス
- GEM
- NIPPON TV Channel
ネットワーク
1966年4月1日にNNN(Nippon News Network)を、1972年6月14日にNNS(Nippon television Network System)を形成し、各系列局とネットワークを結んでいます。現在NNN加盟局は30局、NNS加盟局は29局です。日本テレビの報道取材地域には関東広域圏の他に沖縄県が含まれます(沖縄県にNNN系列局がないため)。
呼称
開局以来長年「(第)4チャンネル」、「AX」、「NTV」などを略称として使用してきましたが、1995年前後よりキャンペーンコピーに「日テレ」を使用し始めました。2003年の放送開始50周年と汐留移転を契機にコーポレートロゴを「日テレ」とするなど、正式な略称・愛称として「日テレ」が採用されました。
沿革
日本テレビ放送網は、1951年に読売新聞社の正力松太郎によって設立構想が公表され、1953年8月28日に放送を開始しました。開局当初は、テレビ受像機のない家庭が殆どであったため、首都圏の主要箇所に街頭テレビを設置してテレビ普及に努めました。また、麹町局舎横のテレビ塔を展望目的に一般へ公開しました。東京タワーができるまでは観光名所となっていました。
開局2日目にして「巨人・阪神戦」の中継を行なったプロ野球やプロレス、プロボクシングの試合中継などのスポーツ番組や『なんでもやりまショー』などのバラエティー番組に強みを持ち、ラジオ東京テレビ(現在のTBSテレビ)開局後も営業成績では上回っていました。特に後楽園スタヂアム(現在の東京ドーム)と同社施設の独占中継権を掌握していたのが有利に働きました。
1960年代以降は、視聴率の低迷や粉飾決算の公表などの問題もありましたが、正力の娘婿である小林與三次の手で改革が行われ、一連のバラエティー番組が気を吐いて視聴率は持ち直しました。
1990年代以降は、視聴者ニーズに応えた番組制作と情報番組の強化により視聴率を回復させ、10年連続「年間視聴率四冠王」、9年連続「年度視聴率四冠王」を達成するなど、一時代を築きました。しかし、2003年には視聴率買収事件が発覚し、イメージダウンに繋がりました。
2000年代以降は、長寿番組や人気番組が続々と終了する一方、新たな人気番組を生み出し、2010年代には再び「年間視聴率三冠王」を奪還するなど、視聴率回復を果たしました。また、環境問題にも積極的に取り組んでいます。
特徴
日本テレビは日本のテレビ業界において、新しい放送媒体・放送形式を積極的に導入し、その媒体を用いた放送を定着させてきたことで有名です。放送免許取得や民間資本による開局・本放送開始はもちろんのこと、コマーシャルの放送、カラー放送、音声多重放送、ワイドクリアビジョン放送、洋画の日本語吹き替え放送、L字型画面、データ放送、ワンセグ放送独自番組放送、3D立体映像での生放送、ネット動画配信サービス、放送中のドラマ全話無料配信など、日本の民間放送では日本テレビが初めてでした。
スポーツ中継についても、プロ野球中継におけるバックスクリーン横「センターカメラ」の導入、王貞治のための「ホームランカメラ」の導入、「審判カメラ」の導入など、他局に先駆けて新たな中継技術を開発しました。
2000年代頃から環境問題に関して積極的に取り組んでおり、在京民放キー局として初めてISOの環境マネジメントシステム規格ISO 14001の認証を取得したほか、毎年6月5日の世界環境デーを含む1週間を「日テレ系ecoウィーク」と題し、期間中は番組やイベントを通して環境問題を提起しています。
宮崎駿率いるスタジオジブリとの関係が深く、同社の作品をほぼ独占的にテレビ放映する権利を持っています。また、日本テレビのマスコット「なんだろう」も宮崎駿が手掛けたものです。
インターネット事業に関しては積極的に展開しており、ウェブサイトの充実にも取り組み、公式ウェブサイトアクセス数も在京民放テレビ局の中で首位を獲得しています。ビデオ・オン・デマンド(VOD)事業にもテレビ局としては早く参入し、日本初のテレビ局主導のインターネット動画配信サービス「第2日本テレビ」を運営していました。完全無料化も功を奏し、テレビ局が運営するVODサービスの中で再生回数トップを誇り、2009年1月には単月黒字化に成功しました。2010年12月からは有料動画配信サービス「日テレオンデマンド」の運営も開始しました。2014年には一部の番組を放送後7日間パソコンやスマートフォンで無料視聴できる「日テレいつでもどこでもキャンペーン」を開始しました。
2014年には「Hulu」から日本市場向けの事業を継承し、定額制動画配信サービスにも参入しており、最終的にはVOD事業はHuluに統一が採られています。
2020年10月からは日本の民放テレビ局で初となるテレビ番組のインターネット同時配信サービスである「日テレ系ライブ配信」(現・日テレ系リアルタイム配信)を試験的に開始し(同年12月30日でいったん終了)、2021年10月2日より本格運用を開始しました。
本社・支社・支局
- 本社: 東京都港区東新橋1丁目6-1 日本テレビタワー
- 麹町分室→番町スタジオ(旧本社): 東京都千代田区二番町14-5
- 生田スタジオ: 神奈川県川崎市多摩区菅仙谷3丁目20-1
- 八王子支局: 東京都八王子市本町24-8 読売八王子ビル
- 横浜支局: 横浜市中区長者町5丁目85 三共横浜ビル(旧明治安田生命ラジオ日本ビル)4階
- 前橋支局: 群馬県前橋市大手町3丁目7-1 読売新聞前橋支局
- 関西支社: 大阪市北区堂島2丁目2-2 近鉄堂島ビル14階
- 名古屋支局: 名古屋市中区栄3丁目14-7 RICCO栄6階
- 那覇支局: 沖縄県那覇市久茂地1丁目3-1 久茂地セントラルビル5階
スタジオ
日本テレビは、汐留・日本テレビタワーと麹町分室→番町スタジオにスタジオを所有しています。汐留のスタジオは生放送の報道・情報番組と一部のバラエティ番組が制作されています。麹町分室→番町スタジオは主に観客入れや出演者が多い番組が収録されています。
番組編成
ワイドショー・情報番組が多く制作されており、ノンプライム帯に占める生放送の割合が高いです。また、スポーツ中継、バラエティ番組、ドラマ、アニメなど幅広いジャンルの番組を制作しています。
主なグループ会社
- 日本テレビホールディングス株式会社
- 株式会社BS日本
- 株式会社シーエス日本
- 株式会社日テレ・テクニカル・リソーシズ
- 株式会社日テレアックスオン
- 株式会社日テレイベンツ
- 株式会社日本テレビアート
- 株式会社日本テレビ音楽
- 株式会社バップ
- 株式会社ティップネス
イベント
日本テレビでは、汐留「日テレプラザ」(日テレタワー敷地内)および周辺にて年数回開催される総合イベントをはじめ、『ズームイン!!SUPER』などの番組主体のイベントも開催しているほか、ミュージカルや美術展などにも力を入れています。
映画製作
日本テレビは、「製作委員会方式」による映画製作に力を入れており、スタジオジブリ作品や『名探偵コナン』シリーズなどのアニメ映画のほか、実写映画も多数製作しています。
ロゴマーク
日本テレビのロゴマークは、1978年1月の制定時から使用されているシンボルマークと、2003年7月に導入された社名ロゴがあります。
主な不祥事・事件・トラブル・アクシデント
- 郵便爆弾事件
- 視聴率買収事件
- 岐阜県庁裏金誤報事件
- 『芸能★BANG』の演出トラブルと打ち切り
- 『スッキリ』における各種不祥事
- ドラマ『セクシー田中さん』の脚本を巡るトラブル
- 24時間テレビ「愛は地球を救う」を巡る諸批判・不祥事
- 大谷翔平の新居を巡る報道
日本テレビは、日本のテレビ業界を牽引してきた歴史を持ち、現在も視聴率や収益でトップを走る民放キー局です。これからも新しい技術やコンテンツを積極的に導入し、視聴者に愛される番組を制作していくことが期待されます。
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