フルカラー版 人形の国(7)

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弐瓶 勉

弐瓶 勉(にへい つとむ、1971年2月26日 - )は日本の漫画家。福島県郡山市出身。

福島県立郡山北工業高等学校を卒業後、上京し建築関係の仕事に就くが、組織に馴染めず退職。単身渡米し絵の勉強をしながら漫画を投稿するも、デビューは叶わず帰国。1995年、アフタヌーン四季賞夏のコンテストで短編作品『BLAME!』が審査員特別賞を受賞し、漫画家デビューを果たす。その後、髙橋ツトムのアシスタントを経験し、1997年から『月刊アフタヌーン』で『BLAME!』の連載を開始。

2009年から連載を開始した『シドニアの騎士』では、雑誌連載第2話より用語の説明やあらすじを書いたページが用意されるなど、読者への配慮が見られる。複数の作品において、「東亜重工」という企業や「奇居子(がうな)」と称される存在をスターシステムなガジェットとして使用している。「東亜重工」は、自身がデザインしたグッズのロゴや、スタンド花の贈り主名、他作家とのコラボレーション企画、自身が関わった有限責任事業組合の名称などに利用している。

海外での評価が高く、エンキ・ビラルなどから賞賛を受けている。村上隆によるアート展『「SUPER FLAT」at 渋谷パルコギャラリー』(2000年)にもイラストを出品した。また、単行本『シドニアの騎士』第2巻では椎名誠が帯文を寄せた。

原稿にはコピックマルチライナーと筆ペンを使用し、カラー原稿は初期にはアクリルを使っていたが、『BLAME!』中期よりデジタル環境に移行した模様。また『BIOMEGA』や『シドニアの騎士』では、作画時の参考資料として登場メカの立体模型を自作している。背景にまで個性を出せるとしてアシスタントは使っていない。

『シドニアの騎士』以降、Twitterのアイコンや自画像にクワガタを使用している。『シドニアの騎士』第11巻からは赤松健が提唱している同人マークを赤松以外の著作物では初めて付けるなど、常識範囲内の二次創作についても寛容な姿勢を見せている。

『シドニアの騎士』で2015年に第39回講談社漫画賞・一般部門を、2016年に第47回星雲賞コミック部門を受賞している。

影響

影響を受けた作品として、『AKIRA』、『風の谷のナウシカ』、『攻殻機動隊』、『遊星からの物体X』などをあげている。

作品リスト

連載作品
  • BLAME! (1997年 - 2003年)
  • NOiSE (2004年 - 2005年)
  • BIOMEGA (2005年 - 2007年)
  • シドニアの騎士 (2009年 - 2015年)
  • ABARA (2017年 - 2021年)
短編作品
  • ブラム学園!
  • アンドソーオン
  • 死滅都市
  • 海獣の子供
短編集
  • ブラム学園! アンドソーオン 弐瓶勉作品集 (2008年)
  • 新装版 ブラム学園! 弐瓶勉フルカラー作品集 (2018年)
画集
  • BLAME! and so on 弐瓶勉画集(2003年)
その他
  • Halo Graphic Novel (2006年)
  • BUCK-TICKの新レーベル「Lingua Sounda」のロゴデザイン
  • 大雪海のカイナ (2023年) - アニメーション作品。原作・キャラクター原案。

メディア出演

インタビュー掲載
  • 電撃ホビーマガジン2013年9月号 弐瓶勉氏が語る『シドニアの騎士』
  • BookLive!インタビュー『わが生涯に一片のコマあり!』 第三回;弐瓶勉先生
ラジオ
  • WEBラジオ シドニアの騎士〜綾と綾音の秘密の光合成〜(ゲスト出演)
アニメ
  • シドニアの騎士 第九惑星戦役(ノコギリクワガタ役)

弐瓶勉は、独特の世界観と緻密な作画で知られる漫画家であり、その作品は国内外で高い評価を得ている。

価格:
1320円
配信開始日:
2024-08-07 00:00:15
シリーズ:
フルカラー版 人形の国
出版社:
講談社
作者:
弐瓶勉

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