GIANT KILLING(63)

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『GIANT KILLING』とは

『GIANT KILLING』(ジャイアントキリング)は、ツジトモによる日本のサッカー漫画。原案・取材協力は綱本将也で、『モーニング』(講談社)にて、2007年6号から連載されている。略称は「ジャイキリ」。2010年にテレビアニメが放送された。 タイトルの「ジャイアント・キリング」とは、「番狂わせ」「大物食い」を意味する言葉であり、スポーツ競技において、実力差がある格上の相手に対し、格下が勝利を挙げた場合に使う。

作品の概要

かつては日本代表のスター選手・達海猛を擁する人気チームだったETU(East Tokyo United)は、達海がプレミアリーグに移籍すると人気も実力も一気に低迷し、2部へ陥落。達海自身もプレミアデビュー戦で再起不能の重傷を負い、そのまま消息を絶ってしまう。 それから10年、1部リーグへは返り咲いたものの、毎年残留争いを繰り広げる弱小クラブに甘んじるETUは、起死回生の策として達海を監督に迎えることを決定。達海は地元のファンに惜しまれながらイギリスを離れ、10年ぶりに日本へ帰国した。 かつてのチーム離脱の経緯のためサポーターに憎まれ、突飛な方針を打ち出してキャプテン村越らベテラン・中堅選手から反発を受けながらも、やがて達海監督を中心にETUを取り巻く環境は大きく変化。最初こそ連敗続きだったチームも、選手の意識の変化や椿ら若手の成長によって大きく実力を伸ばし、上位争いに食い込むようになる。 そして、10年前の名GMだった笠野の地元復帰、サポーターとフロント、新旧サポーター同士の衝突と和解、達海の現役復帰宣言、椿と夏木の日本代表抜擢など数々の事件を経て、ETUは優勝を目指してリーグ後半戦に突入する。

主要登場人物

ETU

  • 達海 猛(たつみ たけし) - 声 - 関智一
    ETUの監督。信条は「弱いチームが強い奴らをやっつける」ことと「サッカーは騙し合いのスポーツ」。 飄々としており、一見いい加減で常識はずれ。

  • 椿 大介(つばき だいすけ) - 声 - 水島大宙
    ポジション: MF。年齢: 20歳。傑出した俊足とスタミナを生かした前線への飛び出しが最大の武器。心優しい性格だが、重度のチキンで好不調の波が激しい。

  • 村越 茂幸(むらこし しげゆき) - 声 - 置鮎龍太郎
    ポジション: MF。年齢: 32歳。ETUキャプテン。強豪時代からETUに所属している唯一の選手で、生え抜きの中では最年長。

  • ジーノ / ルイジ吉田(ルイジ よしだ) - 声 - 小野大輔
    ポジション: MF。年齢: 26歳。攻撃的MF。イタリア人と日本人のハーフで、国籍は日本。ジーノという愛称で呼ばれ、またその端正な顔立ちと自由気ままな振舞いから「王子」とも呼ばれている。

  • 赤崎 遼(あかさき りょう) - 声 - 武藤正史
    ポジション: MF。年齢: 21歳。若手選手の中心的存在で、U-22日本代表にも選出される。

  • 堀田 健二(ほった けんじ) - 声 - 岡哲也
    ポジション: MF。年齢: 29歳。ボランチからトップ下まで、中盤のポジションならどこでもこなせる、テクニックに長けた選手。

  • 黒田 一樹(くろだ かずき) - 声 - 伊藤健太郎
    ポジション: DF。年齢: 28歳。スキンヘッドがトレードマーク。センターバックとしては小柄で、相手チームに体格からくるミスマッチを突かれることも多いが、闘志を前面に出した厳しいディフェンスで相手にとって非常に厄介な存在。

  • 杉江 勇作(すぎえ ゆうさく) - 声 - 桐井大介
    ポジション: DF。年齢: 28歳。相手を冷静に分析するタイプで守備能力が高く、1対1では黒田より能力が高いとされている。

  • 夏木 陽太郎(なつき ようたろう) - 声 - 楠大典
    ポジション: FW。年齢: 26歳。高い身体能力と得点センスを併せ持つETUのエース。昨季は試合中の負傷により約半分の試合を欠場していたが、それまで得点を稼ぎ続けたのもあってETU一部残留に大きく貢献。

  • 世良 恭平(せら きょうへい) - 声 - 川野剛稔
    ポジション: FW。年齢: 22歳。常に明るく元気で、声が大きい。高さは無いが、スピードと運動量を生かし、今季は開幕から1トップのレギュラーとして起用されている。

  • 緑川 宏(みどりかわ ひろし) - 声 - 藤真秀
    ポジション: GK。年齢: 33歳。チーム最年長選手。若手時代は清水インパルスに在籍しており、また怪我で代表辞退した達海と入れ替わりになる時期に日本代表の正GKとして活躍していた。

  • 後藤 恒生(ごとう こうせい) - 声 - 川島得愛
    ETUのGM。39歳独身。達海のチームメイトだった元プロ選手で、引退後にフロント入りした。

  • 笠野(かさの)
    ETUのスカウトマン。選手の実力や才能を見抜く能力に長け、全国を回って無名ながら才能のある選手を発掘しスカウトしている。

東京ヴィクトリー

  • 平泉(ひらいずみ) - 声 - 有本欽隆
    東京ヴィクトリー監督。口髭を蓄えたダンディーな外見をしている。ヴィクトリーをリーグ連覇させ黄金時代を築き上げた名将。

  • 持田 蓮(もちだ れん) - 声 - 神奈延年
    ポジション: MF。年齢: 26歳。攻撃的MF。東京ヴィクトリーの「心臓」「王様」と呼ばれ、日本代表でも中心選手として活躍している。天才的なテクニック、得点能力やゲームメイキング能力だけでなく、狂気じみた勝利への執念と強烈な上昇志向も持ち合わせており、ピッチに立つだけでサポーターを熱狂させフィールド全てを支配するほどの存在感を放つ。

  • 城西 望(しろにし のぞむ) - 声 - 三上哲
    ポジション: MF。年齢: 28歳。東京ヴィクトリーのキャプテン。日本代表の常連選手で、ブラン体制になってからは代表キャプテンを務める。

大阪ガンナーズ

  • ダルファー - 声 - アントン・ルベル / 楠見尚己
    オランダ人監督。攻撃的サッカーを志向し、昨シーズンは大阪をリーグ2位に導き、今シーズンも優勝争いの一番手としてチームを率いる。

  • 窪田 晴彦(くぼた はるひこ) - 声 - 山中真尋
    ポジション: FW。年齢: 20歳。FWに転向したことで抜群のポジショニングと高いセカンドボールの奪取率が開花、大阪の誇る4トップの一角を占めガンナーズ波状攻撃の核となる選手にまで成長した。

  • 志村 春人(しむら はるひと) - 声 - 高瀬右光
    ポジション: MF。年齢: 28歳。常に沈着冷静で戦術眼とパスセンスに優れており、大阪の司令塔として4人のFW陣を自在に操る。

  • 平賀 純一(ひらが じゅんいち) - 声 - 井田国男
    ポジション: MF。年齢: 32歳。ガンナーズのキャプテン。

  • ハウアー - 声 - マイク・ジバーグ / 三宅健太
    ポジション: FW。年齢: 31歳。長身で、ポスト役もこなす、頼れるオランダ人選手。

川崎フロンターレ

  • ネルソン
    ブラジル人監督。若く勢いのあるチームを率いるのが得意で、選手の伸び代を見る能力に長けた「育成・発見型」の指導者。

  • 八谷 渡(はちや わたる) - 声 - 福田賢二
    ポジション: MF。年齢: 27歳。ボランチ(レジスタ)。広島や神戸に所属していたころは攻撃寄りのポジションだったが、川崎でボランチにコンバートされたことで広い視野・戦術眼や優れた個人技などの卓越した才能が開花し、川崎の攻守の要となった。

  • 星野 克弘(ほしの かつひろ) - 声 - 島﨑信長
    ポジション: GK。年齢: 25歳。「攻めるように守る」守備と、目上の相手であろうと物怖じせず笑いながら怒鳴り散らす独特のコーチングで、相手チームのみならず味方からも恐れられている。

名古屋グランパス

  • 不破(ふわ) - 声 - 小室正幸
    監督。過去、達海移籍後にETUの監督を務めたものの、フロントや選手との確執から2部降格という結果を招き、「ETUの暗黒時代」と呼ばれる時期へ導いた人物。

  • ペペ
    ポジション: FW。年齢: 25歳。ブラジルトリオの1人。いわゆる天然な性格で、ハーフタイム中に菓子パンを頬張る等の突拍子の無い行動をする。

  • ゼウベルト - 声 - ギボ・アギナルド / 志村知幸
    ポジション: MF。年齢: 27歳。ブラジルトリオの1人。セレソンに選出されたことがある。視野が広く、パスセンスに優れる。

  • カルロス - 声 - ノザキ・オジエル / 荻野晴朗
    ポジション: MF。年齢: 26歳。ブラジルトリオの1人。ペペ同様、少々天然気味。間延びした口調で非常にゆっくりしゃべる。

モンテビア山形

  • 佐倉 ひとし(さくら ひとし) - 声 - 岡寛恵
    モンテビア山形監督。37歳。近眼で眼鏡を外すと何も見えなくなる。慌てやすい性格の心配性で、選手経験が皆無に等しいことから頼りない印象を持たれ、よく選手に弄られている。

  • ケン / 古内 健(ふるうち けん) - 声 - 広田みのる
    達海より上の世代の日本代表のエースで、長年に亘って日本サッカー界を牽引してきたパイオニア的存在。41歳を迎えてなおモンテビアの中心選手として試合に出場し続けており、「ケン様」「生ける伝説」「日本の至宝」などと呼ばれファンからも選手からも絶大な支持を集めている。

  • メンデス
    ポジション: DF。年齢: 36歳。ブラジル人CB。生真面目な性格でロッカールームでは外国人ながらチームをまとめる役割である。

その他

  • 藤澤 桂(ふじさわ かつら) - 声 - 岡寛恵
    フリーランスの女性サッカージャーナリスト。特に成長著しい椿に注目しており、実家や故郷を訪ねて椿の特集記事を書くだけでなく、U-22代表のアウェー戦にも同行取材している。

  • ジャン=ピエール・ブラン - 声 - ローラン・テーセル / 仲野裕
    日本代表監督。フランス人。禿げ上がった頭と黒縁メガネ、小柄な体格が特徴。人の良さそうな外見をしているが、自分勝手な振舞いと歯に衣着せぬ毒舌で周囲を振り回しており、興奮すると自分の世界に入り擬音まじりの言葉が目立つようになる。

作品の魅力

  • 弱小チームの逆襲を描いた痛快なストーリー
  • 個性豊かなキャラクターたちの成長と葛藤
  • リアルなサッカー描写
  • サッカー界の裏側を描いたドラマ

メディア展開

  • テレビアニメ
  • ムック本
  • コラボレーション企画
『GIANT KILLING』は、サッカーファンだけでなく、多くの人々に感動と興奮を与える作品である。
価格:
836円
配信開始日:
2024-03-22 00:00:18
シリーズ:
GIANT KILLING
出版社:
講談社
作者:
ツジトモ

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