ニラメッコ4

久世岳

久世岳（くぜ がく）は、日本の漫画家。1月17日生まれ、京都府出身。血液型はO型。

デビューまで

荒川弘の『鋼の錬金術師』に影響を受け、漫画家を目指す。母親が美術大学出身だったこともあり、自身も美術大学を受験し、カートゥーンコースを専攻。大学時代は運動部に所属し、接客業のアルバイトも経験する。これらの経験は後の漫画執筆に活かされる。

2014年、20歳の時に『Irene』が第25回スクウェア・エニックスマンガ大賞に入選し、同作が『月刊少年ガンガン』に掲載され、デビュー。

連載開始

2015年、『ガンガンONLINE』で恋愛群像コメディ『トリマニア』の連載を開始。2017年、『comic POOL』で『うらみちお兄さん』の連載を開始。同作は斬新なキャラクター設定で話題となり、同年8月には「第3回 次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門で1位を獲得する。

2019年、『ヤングアニマルZERO』でシェアハウスで生活する若手芸人を題材にした『ニラメッコ』の連載を開始。

作品の特徴

久世の作品の魅力は、個性的なキャラクターにある。特に『うらみちお兄さん』では、作者自身の負の感情をうまくギャグに昇華させている。

また、作品同士が繋がるしかけを組み込んでおり、『トリマニア』のキャラクターが『うらみちお兄さん』に登場するなど、読者を楽しませる要素が満載だ。

漫画制作

久世は、漫画の執筆で楽しい瞬間に「キャラクターを考えているとき、人物を描いているとき」を挙げている。登場人物は「自然に浮かんでくることが多い」といい、キャラクターに話をつけていく方法で制作している。

漫画の執筆では、体を動かした方がアイデアが浮かびやすいことから、ウォーキングをしながらネタを考え、携帯電話のメモに書き留めている。

人物

久世は、お笑いが好きで、好きな芸人にジャルジャルや中川家を挙げている。また、猫を飼っており、猫を題材とした漫画も発表している。

活動

2017年、Twitterにて「探している漫画が書店で見つからない。でも重版はかからない。何故？というお話。」を発表し、大きな反響を得る。

2018年、『うらみちお兄さん』を用いた漫画「【拡散希望】出版不況の時代だからこそ野放しにし続けてはいけない問題」を発表し、注目を集める。

同年、『うらみちお兄さん』の1周年を記念したトークイベントを開催。2019年には、「こうちまんがフェスティバル」でライブドローイングを実施するなど、精力的に活動している。