江家のイス〜ある財閥家の嫁〜第 30 話

Mambo

Mamboは、フリーかつオープンソースのコンテンツ管理システム (CMS) です。シンプルなウェブインタフェースでウェブサイトを構築・管理できます。元々は有償版をMambo、無償版を Mambo Open Source (MOS) と呼んでいました。

特徴

ページのキャッシング機能により、アクセスの多いサイトの性能を向上させることができます。
最新のテンプレート技法を採用し、APIもしっかりしています。
RSSフィードを提供でき、静的ページのウェブインデクシングなどの各種タスクを自動化できます。
ページの印刷可能バージョンを提供する機能、ニュース速報機能、ブログ機能、フォーラム機能、投票機能、カレンダー、サイト検索、多言語対応など、進んだインタフェースを持っています。

Mambo Foundation

コードベースや名称の所有権や著作権は、Mambo Foundationが所有しています。これは、Mamboオープンソース・プロジェクトをサポートし推進するために結成された非営利組織です。

Mambo Foundationはオーストラリアで結成された非営利組織です。Eclipse FoundationとGNOME Foundationをモデルとし、会員から選ばれた運営委員会によって運営されています。Mamboシステムの開発推進と脅威や悪用からプロジェクトを守ることを使命としています。

歴史

2000年3月、メルボルンでMiro Construct Pty Ltdを創業したPeter LamontとJunio Souza MartinsがMamboの開発を開始しました。このときはクローズドソースのコンテンツ管理システム (CMS) でした。

2001年4月、デュアルライセンスを採用し、GPLでMambo Site ServerをSourceForge.net上にリリースしました。
2001年5月、mamboserver.comというドメイン名を登録しました。
2002年、Miro ConstructはMambo 2002という商用版CMSをリリースしました。オープンソース版のMambo Site Serverはバージョンが3.0.xとなったころ "Mambo Open Source" (MOS) と改称されました。
2003年初め、Miroはコードの権利を完全にオープンソースの開発チームに移管しました。Miroは商用版の開発に集中するようになり、Mambo Open SourceはRobert Castleyをリーダーとする形で別の道を歩むことになります。
2004年後半、ソース中核部に含まれるコード断片について知的所有権を争う裁判を起こされ、出費と時間を割かれるようになり、主要開発者が何人か離れる結果となりました。
2005年1月、Andrew EddieはMamboとMiro International Pty Ltdとの間で、Miroからオープンソースプロジェクトに財政支援を行い、Miroがトレーニング、商用サポートサービス、開発者認定を行うという提携に合意したと発表しました。
2005年8月8日、Mambo Foundation, Inc が正式に発足しました。MiroのCEOであるPeter Lamontが同ファウンデーションの運営委員会委員長となりました。
2005年9月、Open Source Matters Incがニューヨークで非営利組織として正式に登録されました。Joomla!は自らを「Mamboのブランド名変更」と位置づけ、2005年9月にMamboからのフォーク Joomla 1.0をリリースしました。この時点では、両者のコードベースはほとんど同じです。
2005年12月31日、Miro International Pty Ltdが解散しました。
2006年1月、Peter LamontはMiro International Pty Ltdの資産を売却し、新たにMiro Software Solutionsが創業しました。
2008年6月、Mambo 4.6.5をリリースしました。
2008年9月、MamboはPHP 4のサポート期間の終了を宣言し、今後はPHP 5.2かそれ以上のみを対象とするとしました。