デモンズ・クレスト【タテヨミ】第69話僧侶の役割

川原礫

川原礫（かわはられき）は、日本の小説家。1974年8月17日生まれ、群馬県高崎市出身。青山学院大学卒業。東京都練馬区在住。ストレートエッジ所属。

略歴

MMORPGの『ウルティマオンライン』と『ラグナロクオンライン』に熱中し、長年プレイする中でゲームで培った経験を生かして小説を書き始め、プロを目指した。2002年から九里史生（くのりふみお）名義でオンライン小説を発表。特に、2002年11月から2008年7月まで自身のウェブサイトで連載していた『ソードアート・オンライン』シリーズが人気を博した。2007年には、小説投稿サイト『Arcadia』にて攻打引（せめだいん）名義で『超絶加速バースト・リンカー』を発表。

2008年、『超絶加速バーストリンカー』を改題した『アクセル・ワールド』で第15回電撃小説大賞大賞を受賞し、2009年2月にデビュー。同年4月からは『ソードアート・オンライン』シリーズの刊行を開始した。

2011年10月には、アスキー・メディアワークス創立20周年記念作品として、『アクセル・ワールド』と『ソードアート・オンライン』のアニメ化とゲーム化が発表された。2作品が同時並行でアニメ化されるのは異例とされた。2作品ともテレビアニメ化され、『アクセル・ワールド』のテレビ放送版では作中バトルシーンの解説役アバター「ブリキ・ライター」の声優も務めた。

2012年12月、著作の累計発行部数が1000万部を突破。2009年2月のデビューから3年11か月での1000万部達成は、電撃文庫の作家としては史上最速の記録となった。2014年8月9日には『ソードアート・オンライン』シリーズが第15巻の発行分で国内累計発行部数1000万部を突破。さらに同年12月には『ソードアート・オンライン』シリーズの全世界での累計発行部数が1670万部を突破。

2017年には『ソードアート・オンライン』シリーズの全世界累計発行部数が2000万部を突破。翌年には2200万部を突破している。また、『ソードアート・オンライン』シリーズの第1巻が電撃文庫初の国内単巻発行100万部を突破した。

デビュー以来隔月での刊行ペースを維持する傍ら、ウェブ上や同人誌での作品発表を継続している。2017年2月18日に公開された『劇場版ソードアート・オンライン ‐オーディナル・スケール‐』では、当作品の監督である伊藤智彦と共同で脚本を担当した。

人物

電撃文庫の編集者である三木一馬は、川原礫は打ち合わせでは非常に腰の低い人物だと語っている。Web連載時代より読者との交流に重きを置いており、自身のウェブサイトには深い愛着を抱いている。著書の後書きや自身のサイトの掲示板などでも、「読者からの感想が無ければ連載は続けられず、出版にも至らなかっただろう」「掲示板に読者の皆さまが書いて下さる感想だけが心の支え。お金がモチベーションになっていたら書き続けられなかった」という旨の言葉を記している。

趣味はサイクリング。イラストも堪能であり、著作のカバー折り返しや同人誌などで自らイラストを描いている。これを活かし、作品のイメージをイラストレーターに伝える際にも、イメージをイラストにしてやり取りしている。

自身について、設定を次から次に後付けしてしまう悪癖があると述べている。また、2020年に流行語になった「あんたはここでふゆと死ぬのよ」が何なのか気になって検索したことから、アプリゲーム『アイドルマスターシャイニーカラーズ』を始めたことが話題になった。休憩時間などにプレイしており、黛冬優子を一番の推しとしている。