二月の勝者 ー絶対合格の教室ー（21）

高瀬 志帆

高瀬 志帆（たかせ しほ、1970年12月21日 - ）は、日本の漫画家。女性。山梨県甲府市出身、東京都武蔵野市在住。別名義にたかせ シホがある。中学、高校時代に美内すずえの『ガラスの仮面』を好んでいた。短大卒業後、製薬会社の事務として就職するも、体調を壊し、入院中に漫画賞に応募。1995年に『ぶ〜けデラックス』（集英社）Early Summerに掲載された「HEVENLY　PLACE」にて漫画家デビューを果たす。

デビュー当初はOLをしながら漫画を描いていたが、両立が困難となり、一度は漫画家の道を諦める。しかし、1998年に『フィール・ヤング』（祥伝社）で再デビュー。その後、7年間勤めた会社を辞め、某有名漫画家のアシスタントをしながら作品を描いた。結婚を機に東京都武蔵野市に移住。自身の作品である『二月の勝者-絶対合格の教室-』で、吉祥寺を舞台に選んだのも、かつて『ガラスの仮面』で描かれていた武蔵野市の場所を実際に訪れて感動した経験からきている。

2003年には、『Eleganceイブ』（秋田書店）2004年2月号より野口美佳を描いた『愛と勇気』を発表。2010年、『月刊コミックゼノン』（徳間書店）2011年2月号より「グルメ男子の日常」を描いた『おとりよせ王子 飯田好実』の連載を開始。2013年には同作がテレビドラマ化される。2017年、『ビッグコミックスピリッツ』（小学館）にて2018年1号より中学受験塾の講師を描いた『二月の勝者-絶対合格の教室-』の連載を開始。同作は2021年にテレビドラマ化され、2022年には第67回小学館漫画賞一般向け部門を受賞し、2024年に完結した。

主な作品には、『キラ・キラ』、『恋をするにもほどがある！』、『おとりよせ王子 飯田好実』、『二月の勝者-絶対合格の教室-』などがある。

高瀬志帆は、自身の経験や興味を作品に反映させ、読者に共感と感動を与えてきた。今後も多くの作品を発表し、漫画界に貢献していくことが期待されている。