慧(え)
慧(え、梵: prajñā, mati)は、仏教用語で下記の2つの意味を持ちます。
- 心所(心のはたらき)の一つであり、事物や道理を識知・弁別・判断する精神作用。上座部大寺派では慧根(えこん、paññindriya)と呼ばれる。
- 禅定や三昧によって静められた心によって、真実の道理をありのままに見ぬくはたらき。prajñā を音写して般若という。戒・定とともに三学の一つ。
心所としての慧
慧は善・不善・無記の三性(さんしょう)に通じ、善慧は正見や正慧とも称します。悪慧(不善と不覆無記)のうち、特にはたらきの激しいものを悪見と称し、五見とする。
宗派ごとの扱い
心所としての慧の位置づけについて、宗派ごとに説があります。
倶舎宗倶舎宗では、慧は心所51のうちの一つに数えられ、五根・五力・七菩提分の一つとして重要な位置づけとなっています。俱舎論では、慧は五根のうちの眼根、耳根、鼻根、舌根、身根から生じる感覚に基づいて、事物を識別する能力とされています。また、倶舎論では、慧は五力の一つとして、五欲に対する煩悩を克服する力とされています。さらに、倶舎論では、慧は七菩提分の一つとして、悟りの道に至るための重要な要素とされています。
唯識宗唯識宗では、慧は八識のうちの一つである意識(識)に含まれる働きの一つとして捉えられています。唯識宗では、意識は五蘊(ごうん)の一つである色(しき)によって生じ、色を識別する働きがあるとされています。また、唯識宗では、意識は様々な心の働きを生み出す源泉であり、慧も意識の働きの一つとして、事物や道理を識別する能力とされています。さらに、唯識宗では、慧は五根や五力に含まれる働きの一つとして、悟りの道に至るための重要な要素とされています。
天台宗天台宗では、慧は六識の一つである意識(識)に含まれる働きの一つとして捉えられています。天台宗では、意識は五蘊(ごうん)の一つである色(しき)によって生じ、色を識別する働きがあるとされています。また、天台宗では、意識は様々な心の働きを生み出す源泉であり、慧も意識の働きの一つとして、事物や道理を識別する能力とされています。さらに、天台宗では、慧は五根や五力に含まれる働きの一つとして、悟りの道に至るための重要な要素とされています。
般若と音写される慧
禅定や三昧によって静められた心によって、真実の道理をありのままに見ぬくはたらきを般若といいます。般若は、prajñā を音写したものです。般若は、悟りのための智慧、真理の理解、空性(くうしょう)の理解など、様々な意味を持ちます。般若は、仏教において非常に重要な概念であり、様々な経典で説かれています。
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