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ゆずチリ

ゆずチリ（5月10日 - ）は、日本の漫画家。福島県郡山市出身。血液型はAB型。主に少年向け・青年向け漫画雑誌に、学園漫画や青春漫画を多く描いている。

中学時代に友人の描いた漫画を見て漫画を描くことに興味を抱き、漫画家のあだち充に影響を受け漫画家を志す。独学で漫画を勉強し、毎日1枚は必ず絵を描くなど努力を続けた。福島県立安積高等学校で担任の勧めもあり、東京大学を受験。浪人中は受験勉強の傍ら、あだち充の短編集とあずまきよひこの『よつばと！』を読み込み、漫画の勉強を続けた。

東大に合格し上京後、大学での勉強と両立しながら漫画家を目指し、約1年がかりで描いた作品が小学館の雑誌「ゲッサン」編集部主催の新人賞で選外佳作に選ばれる。2013年1月には同新人賞で準グランプリを受賞、同年6月には小学館新人コミック大賞に入選。同年10月発売のゲッサン11月号別冊付録の「ゲッサンmini」に読み切り作品『妹観察日記』が掲載され、漫画家としてデビューを果たした。

2014年1月の「ゲッサンmini」で第2作『私を姫と呼ばないで』が掲載された際には表紙も担当し、「才能ほとばしる情熱ルーキー」として紹介された。同年年末には初の連載作品として、女子高生を主人公としたラブコメ漫画『忍者シノブさんの純情』の連載を、「ゲッサン」12月号から開始した。

2018年にはpixivに投稿した3ページのショート漫画『幼なじみとカップル割引』がPixivの月例賞を受賞し、「わかりやすく決めゴマがしっかり印象に残る、ショートのお手本のような作品」と評された。同年8月発表の『姫乃ちゃんに恋はまだ早い』は、当初は短期集中連載の予定であったが、同年10月より本格連載が開始された。

その他にも学園漫画や青春漫画を多く描くが、本人は「ジャンルに拘らない」と述べている。