週刊少年ジャンプ 2024年32号

コミック (電子書籍)

週刊少年ジャンプ:日本の漫画文化を牽引する雑誌

『週刊少年ジャンプ』は、集英社が発行する日本の週刊少年漫画雑誌であり、略称は『ジャンプ』または『WJ』です。1968年に『少年ジャンプ』として月2回刊誌として創刊され、翌1969年より週刊化され『週刊少年ジャンプ』に改名されました。2014年9月22日からはアプリケーションとして『少年ジャンプ+』も配信されています。

創刊当初は月2回発行でしたが、1969年10月より週刊化され、2003年5月までは毎週火曜日発売、2023年現在は毎週月曜日発売となっています。シンボルマークの海賊マーク(ジャンプパイレーツ)の名前は「ジャーニー」です。1994年12月末発売の1995年3・4号で653万部という日本国内における漫画雑誌の最高発行部数を記録しました。

雑誌のキーワード「友情・努力・勝利」

雑誌のキーワードは「友情・努力・勝利」です。以前は全ての掲載作品のテーマにこの要素または繋がるものを必ず入れることが編集方針になっているとされていましたが、現代では絶対的な要素ではありません。

紙面を超えた活動

『週刊少年ジャンプ』は紙面を超えた活動にも積極的で、『週刊少年ジャンプ』関連のオリジナルグッズを販売する店舗(ジャンプショップ)やウェブコミック配信サイト(ジャンプデジタルマンガ・少年ジャンプ+)、テーマパーク(J-WORLD TOKYO)、テレビ番組(サキよみ ジャンBANG!・特捜警察ジャンポリス)などを擁しています。2014年9月以降は電子書籍版でも紙媒体と同日配信しており、「少年ジャンプ+」のアプリケーションをインストールすれば有料で購入できます。

創刊から現在までの歴史

1968年 - 1969年:創刊。創刊号の公称発行部数は10万5000部。「父の魂」「男の条件」「ハレンチ学園」「男一匹ガキ大将」「デロリンマン」などが連載されました。

1970年 - 1974年:1971年、公称発行部数が100万部を突破。1973年8月に『週刊少年マガジン』を抜いて雑誌発行部数で首位となりました。「あらし!三匹」「ど根性ガエル」「トイレット博士」「侍ジャイアンツ」「荒野の少年イサム」「ライオンブックス」「アストロ球団」「マジンガーZ」「はだしのゲン」「包丁人味平」「プレイボール」「大ぼら一代」「女だらけ」「妖怪ハンター」などが連載されました。

1975年 - 1979年:「こちら葛飾区亀有公園前派出所」は連載が40年続くロングラン作品となりました。「1・2のアッホ!!」「悪たれ巨人」「東大一直線」「すすめ!!パイレーツ」「キン肉マン」「サーキットの狼」「ドーベルマン刑事」「リングにかけろ」「朝太郎伝」「ホールインワン」「コブラ」「さわやか万太郎」「私立極道高校」「テニスボーイ」などが連載されました。

1980年 - 1983年:「Dr.スランプ」「山崎銀次郎」「激!!極虎一家」「3年奇面組」「キャプテン翼」「キャッツ♥アイ」「ストップ!! ひばりくん!」「ブラック・エンジェルズ」「風魔の小次郎」「キックオフ」「よろしくメカドック」「ウイングマン」「シェイプアップ乱」「天地を喰らう」「北斗の拳」「銀牙 -流れ星 銀-」などが連載されました。

1984年 - 1986年:「きまぐれオレンジ☆ロード」「男坂」「ドラゴンボール」「シティーハンター」「ついでにとんちんかん」「魁!!男塾」「聖闘士星矢」「赤龍王」「空のキャンバス」「県立海空高校野球部員山下たろーくん」などが連載されました。

1987年 - 1989年:創刊号から1000号を達成。「ジョジョの奇妙な冒険」「燃える!お兄さん」「ゴッドサイダー」「THE MOMOTAROH」「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」「ろくでなしBLUES」「ジャングルの王者ターちゃん」「神様はサウスポー」「まじかる☆タルるートくん」「ボクはしたたか君」「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」「電影少女」などが連載されました。

1990年 - 1993年:「花の慶次」「SLAM DUNK」「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」「幽☆遊☆白書」「アウターゾーン」「ペナントレース やまだたいちの奇蹟」「モンモンモン」「ボンボン坂高校演劇部」「BØY」「究極!!変態仮面」「地獄先生ぬ〜べ〜」「NINKU -忍空-」「とっても!ラッキーマン」「D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜」などが連載されました。

1994年 - 1996年:「王様はロバ〜はったり帝国の逆襲〜」「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」「みどりのマキバオー」「陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!」「レベルE」「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」「WILD HALF」「幕張」「封神演義」「遊☆戯☆王」などが連載されました。

1997年 - 1999年:「花さか天使テンテンくん」「I"s」「世紀末リーダー伝たけし!」「ONE PIECE」「明稜帝 梧桐勢十郎」「ROOKIES」「ホイッスル!」「HUNTER×HUNTER」「シャーマンキング」「ライジングインパクト」「ヒカルの碁」「テニスの王子様」「NARUTO -ナルト-」などが連載されました。

2000年 - 2004年:「SAND LAND」「BLACK CAT」「ピューと吹く!ジャガー」「ボボボーボ・ボーボボ」「Mr.FULLSWING」「BLEACH」「いちご100%」「アイシールド21」「武装錬金」「DEATH NOTE」「銀魂」「家庭教師ヒットマンREBORN!」「D.Gray-man」「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」などが連載されました。

2005年 - 2009年:「魔人探偵脳噛ネウロ」「太臓もて王サーガ」「べしゃり暮らし」「To LOVEる -とらぶる-」「エム×ゼロ」「P2! - let's Play Pingpong! -」「サムライうさぎ」「ぼくとわたしの勇者学」「SKET DANCE」「初恋限定。」「PSYREN -サイレン-」「ぬらりひょんの孫」「トリコ」「バクマン。」「いぬまるだしっ」「黒子のバスケ」「べるぜバブ」「めだかボックス」「保健室の死神」などが連載されました。

2010年 - 2014年:「クロガネ」「ニセコイ」「ハイキュー!!」「斉木楠雄のΨ難」「暗殺教室」「食戟のソーマ」「新米婦警キルコさん」「ワールドトリガー」「SOUL CATCHER(S)」「磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜」「火ノ丸相撲」「僕のヒーローアカデミア」などが連載されました。

2015年 - 2019年:「鬼滅の刃」「ブラッククローバー」「背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜」「左門くんはサモナー」「ゆらぎ荘の幽奈さん」「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」「約束のネバーランド」「青春兵器ナンバーワン」「ぼくたちは勉強ができない」「Dr.STONE」「トマトイプーのリコピン」「アクタージュ act-age」「呪術廻戦」「思春期ルネサンス!ダビデ君」「ジモトがジャパン」「チェンソーマン」「夜桜さんちの大作戦」「ミタマセキュ霊ティ」などが連載されました。

2020年 - :「AGRAVITY BOYS」「アンデッドアンラック」「マッシュル-MASHLE-」「森林王者モリキング」「あやかしトライアングル」「破壊神マグちゃん」「灼熱のニライカナイ」「僕とロボコ」「BURN THE WITCH」「仄見える少年」「高校生家族」「SAKAMOTO DAYS」「逃げ上手の若君」「ウィッチウォッチ」「アオのハコ」「PPPPPP」「あかね噺」「ルリドラゴン」「一ノ瀬家の大罪」「暗号学園のいろは」「キルアオ」「鵺の陰陽師」「カグラバチ」などが連載されています。

編集方針と作家

『週刊少年ジャンプ』は、基本的に掲載作品はバトル漫画・スポーツ漫画・ギャグ漫画などの少年漫画が主流であり、競合他誌に比べてSF・冒険物などファンタジー的な作風が多い傾向にあります。一方でラブコメディ、社会派・ドキュメンタリー作品なども定期的に掲載されています。

創刊以来、新人作家を積極的に登用し続けており、編集部は新人育成に力を入れています。本誌でデビューした作家は必ず集英社と専属契約を結び、他の出版社での仕事や専属契約終了後を見越した交渉をすることができません。しかし、ヒット作を出せなかった作家が契約を更新せず、他誌・他社へと活動の場を移して成功した例もあります。

読者アンケート

『週刊少年ジャンプ』は、読者アンケートを参考にして編集の方針を定める傾向が強く、「アンケート至上主義」と呼ばれるほどです。このため、一世を風靡した作品・作家でもアンケートが悪いと連載が打ち切られることがあります。ただし、人気作は本誌連載が打ち切られても単行本、増刊号・派生誌、アプリ版などに完結編を掲載されることも多いです。

メディアミックス

人気作品の多くはテレビアニメ化され、2010年代以降は地上波に代わる全国放送として衛星放送(BS・CS)でも放送されています。劇場映画・OVAで展開される作品もあり、『ドラゴンボール』『ONE PIECE』『NARUTO -ナルト-』『BLEACH』などのように日本国外でも高い人気を誇る作品もあります。集英社のヴォイスコミック「VOMIC」で展開された作品や、『サキよみ ジャンBANG!』でテレビ放送された作品も多いです。

海外展開

『少年ジャンプ』は日本国外でも発行されており、「ONE PIECE」・「僕のヒーローアカデミア」・「呪術廻戦」・「ブラッククローバー」などの人気作が翻訳されています。

まとめ

『週刊少年ジャンプ』は、日本の漫画文化を牽引する雑誌であり、数々のヒット作を生み出してきました。これからも、新たな才能を発掘し、読者を魅了する作品を生み出し続けるでしょう。

価格:
290円
配信開始日:
2024-07-09 00:00:25
シリーズ:
週刊少年ジャンプ
出版社:
集英社
作者:
週刊少年ジャンプ編集部

コミック (電子書籍) の作品

小学館集英社プロダクション の作品

週刊少年ジャンプ の作品

週刊少年ジャンプ編集部 の作品

雑誌 の作品